今年度(平成20年度)の太陽光発電に対する補助金の情報です。
まずは、産業用と呼ばれる
工場・倉庫・事務所・学校・公共施設などに設置する
大型の太陽光発電に対する補助金の情報です。
NEDO(ネド)の「太陽光発電新技術フィールドテスト事業」といいます。
これを利用すると、設置費用の半額、
または1kWシステムあたり30万円(予想)の
安い方の補助金を受けることができます。
一般的なシステムなら10kW以上のシステムで、
(新型モジュール採用型建材一体型なら4kW以上で可)
かなり大型のシステムに対する補助金です。
いつもの通りメリットとデメリットをご報告します。
まずはメリットから。
①前述したように設置費用の半額、
または1kWあたり30万円のいずれか安い方の補助金が受けられる。
②税制上の優遇措置が受けられる。
(エネ革税制・4年償却・固定資産税の特例など)
など。
次にデメリットは、
①一般的なシステムには不要な気温計・日射計・
LED表示盤・データ収集装置などが必要で、
その分、導入コストが高くなる。
②共同研究というのが前提なので、4年間の報告義務がある。
③補助金の精算は報告・検査の後になるので
一時的には全額立替払いする必要がある。
など。
メーカーさんから、いろいろな情報を聞きましたが、
導入コストやランニングコストを計算すると、
工場や事務所などは、もともとの電気料金が安いこともあり、
補助金・節税効果・基本料金引き下げ効果などを加味しても
やはり20年程度の回収期間が必要なようです。
しかし、
①利益があがっていて毎年多くの税金を払っている
②環境貢献を通して社会貢献したいし、
それをアピールしたい
という会社などには、
面白い提案ができそうです。
儲かって儲かって仕方が無い、
税金に払うくらいなら環境貢献したい、
という方は是非ご検討下さい。
(詳しくは問い合わせ下さい)
次回は一般家庭で受けられる
太陽光発電に対する補助金の情報をご報告します。