蓄熱暖房器をご存じですか?
最近、お客様から蓄熱暖房器のお問い合わせが増えてきました。
今日から数回に分けて蓄熱暖房器を紹介しようと思います。
蓄熱暖房器はヨーロッパやカナダなど
寒い地域で開発された暖房システムです。
夜間、割安な深夜電力を利用してレンガに熱をためておき、
徐々に放熱することで、
1日中部屋全体が暖かいというのが特徴です。
今日は蓄熱暖房器のメリット・デメリットをご紹介します。
蓄熱暖房器のメリット
1 「ふく射」を利用するので、部分的な暖房ではなく、部屋全体を暖めます。
2 深夜電力を利用することで経済的。
(オール電化のご家庭ではなくても蓄熱暖房器の導入により
安い深夜電力が利用できます。)
しかも基本料金の割引があります。暖房を利用しないオフシーズン(夏など)も
基本料金の割引があるのが特徴です。
3 火気を全く使用しないため、燃焼ガスの発生がなく、空気を汚しません。
4 強い温風を吹き出さないので、ホコリの巻上げがほとんどありません。
蓄熱暖房器のデメリット
1 レンガに熱をためるため、レンガを含めた総重量が150~300kgになり、
床の補強工事が必要です。
2 重いため、持ち運びができません。
また、オフシーズンに片付けることもできません。
3 ファンヒーターより大型
(10~18帖用で幅926×高さ672×奥行き250、単位はmm)でじゃまになりやすい。
4 値段が高い。価格は部屋の広さにより(機種により)異なりますが、
20万円~35万円程度(機器代・床補強・工事代・消費税などすべて込み)です。
こんな人におすすめです
寒い地域にお住まいの方
寒いのが苦手な方
小さいお子さん、年配のご家族がいる方
家で過ごす時間が長い方 など
この冬、蓄熱暖房で一日中あったか生活を手に入れませんか?
興味がある方は詳しい資料を無料で郵送しますので、
お気軽に問い合わせください。
次回は蓄熱暖房器の実際の施工の様子を紹介します。
今日は蓄熱暖房器の実際の施工の様子をご紹介します。
今回、蓄熱暖房器を導入された熊本市・K様は
今年の4月に当社でオール電化工事を担当させていただいたお客様。
とある住宅会社のモデルハウスをご購入。
入居後、まだ1年あまり。
モデルハウスだけに、住宅設備はスバラシイ!
キッチン・バス・トイレなどなど、
かなりグレードが高いものが使われています。
リビングの天井は吹き抜け・・・
「家を建てたい」と考えている人にはうっとりしてしまう素敵な家です。
しかし・・・
冬は寒い。
吹き抜けの天井のため、暖房が効かない。
そこで、今回1日中暖かい蓄熱暖房器工事のご依頼をいただきました。
この出窓下に、今回はユニデール 7kWタイプ(16~30帖用)を取り付けます。
まずは床の補強工事です。
今回の7kWタイプはレンガを含む総重量が293kgもあります。
大引きと床束で補強します。
左写真が大引き。
左写真が床束。
大引きをビスで固定します。
床束で補強します。今回は2本の大引きと8本の床束で補強しました。
今回、床の補強工事を担当してくれたのは、
「くまもと住まいの安心ネットワーク」メンバーで
私の中学の後輩でもある斉藤。
斉藤(通称ベン)の写真はこちら。
床の補強工事は重要な工程です。
また、家の床組みによって一件一件補強方法が異なります。
建築知識をしっかり持った会社に依頼して事前に補強方法を決め、
大工さんに工事をしてもらうことが重要です。
施工会社によっては、大工さんに依頼せず、
簡単な床補強で済ませてしまう場合がありますので注意が必要です!
今日は蓄熱暖房器の実際の施工の様子です。
まずは、電源工事。
蓄熱暖房器には、200V電源と100V電源とアースが必要です。
一番太い配線が200V電源、グレーの配線が100V電源、
緑色がアースです。
今回施工したユニデール・7kWタイプの200V電源は
14m㎡の配線ですが、
これは通常幹線と呼ばれるおおもとの配線に使うような太さです。
蓄熱暖房器の搬入。
レンガはこのように梱包されて現場に届きます。
蓄熱暖房器の梱包を外した状態。
リングスリーブで加締め、絶縁処理をします。
蓄熱暖房器の裏側にスペーサを取り付けます。
サイドパネル・フロントパネルを取り外します。
前面断熱板を外します。これが蓄熱暖房器の内部です。シーズヒーターが3本入っています。
シーズヒーターをはさむようにレンガを積んでいきます。
最後のレンガを積みます。蓄熱暖房器は深夜電力を利用して、このレンガを700℃に加熱し、温まったレンガが放熱することで部屋全体を暖める暖房器です。
地震等による転倒防止のため、床固定金具(合計3ヶ所)を取り付け・・・
床にビス(合計6本)で固定します。
転倒防止のため、壁にもビス(2本)で固定します。
最初に外した前面断熱板・フロントパネル・サイドパネルを取り付けます。
これで完成です。
今回の7kWタイプは
幅1376mm・高さ672mm・奥行き295mmです。
設置してみるとたしかにデカイ!
総重量が293kgもあることと、床や壁に固定するため、
移動やオフシーズンにしまうことができません。
問い合わせは多いものの、実際に導入する方が少ない理由です。
新築で検討される方は
壁の中に埋め込むとすっきりして良いと思います。
次回は「蓄熱暖房って本当に暖かいの?」をお伝えします!
あけましておめでとうございます。
さて、今回は「蓄熱暖房器って本当に暖かいの?」をお伝えします。
まずは、熊本市にお住まいのK様に電話でお聞きしました。
私 「年末年始はかなり冷え込みましたが、
蓄熱暖房器の効果はどうでしたか?」
K様 「やっぱり寒かったです。」
私 「蓄熱暖房器以外の暖房を使いましたか?」
K様 「蓄熱暖房器だけでは暖かくならなかったので、
コタツを使いました。」
私 「蓄熱暖房器を導入した率直な感想をお願いします!」
K様 「思ったより暖かくないです。
リビングが吹き抜けなので、
やっぱり暖かさが上にいってしまうカンジです。
暖かい~という実感は正直言ってありません。」
とのことでした。
そして、もう一件大津町・美咲野にお住まいの
O様に電話でお聞きしました。
私 「年末年始はかなり冷え込みましたが、
蓄熱暖房器の効果はどうでしたか?」
O様 「思った以上に暖かいです。快適です!」
私 「蓄熱暖房器以外の暖房を使いましたか?」
O様 「蓄熱暖房器だけで充分なので
蓄熱暖房器を置いているLDKでエアコンや灯油ストーブは
使っていません。」
私 「蓄熱暖房器を導入した率直な感想をお願いします!」
O様 「思った以上に快適です。
嫌味が無いほんのりとした暖かさが気に入っています。
これまで使ってきた灯油ストーブの「灯油臭さ」を
家族全員嫌いだったことが蓄熱暖房器を導入した理由のひとつですが、
まず「暖房のイヤなニオイ」がなくなりました。
そして、灯油ストーブを使っていたときより
サッシなどの結露が明らかに少なくなりました。
早起きの妻も「朝起きたら暖かいっていいよね」と喜んでいます。
家族のなかで一番喜んでいるのはペットのネコですね!(笑)
今も『蓄熱暖房器のところに自作した棚』の上にいます!(笑)
とのことでした。
対照的なコメントでした。
今回わかったことは
①吹き抜けのリビングの家はどうしても暖房が効きにくい。
②家の断熱性により、効果がかなり違う。
③どのような家に導入しても暖かいというわけではなく、
事前にしっかり説明しないとトラブルになる可能性がある。
私の自宅(SRC造マンション)に
蓄熱暖房器(7kWタイプ)を設置して、
「マンションではどれくらい暖かいのか?」を
実感してみようと思っています。
先日、自宅に蓄熱暖房器を取り付けました。
1年以上前に購入していたのですが、
取り付けないまま自宅の一画に放置していました。
なぜ、すぐに取り付けないのか?
理由は、自宅の工事はお金にならないから!!!(笑)
「もう、いいかげんにして!部屋の片付けができない!」と妻から言われ、
ようやく取り付けました。
季節はもう初夏。
季節はずれの蓄熱暖房器工事です。
蓄熱暖房器(7kWタイプ)を固定します。
レンガを持ち上げる長男・ゆうだい(4才)
ゆうだいと一緒にレンガを積みました。このレンガを深夜電力であたため、自然放熱して1日中あたたかいのが、蓄熱暖房器です。
完成。
当然ですがこの日は試運転のみ。
今年の冬が来るまで再び放置です。(笑)
でも、使用しなくても1ヶ月に1,470円電気の基本料金割引があります。
ですから、半年で1,470円×6ヶ月=8,820円割引がうけられるのです!
追記 私の自宅はマンションです。鉄筋コンクリート造の場合、壁の中や、天井裏に配線することができない場合が多いので、写真のように露出配線になります。(露出配線を白のカバーでモール処理しています)
一戸建てなら、隠蔽配線できれいに工事できるのですが・・・
寒い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
この時期には「蓄熱暖房器」の問い合わせが増えます。
私自身、自宅に2009年に7kWタイプ
(2009年当時は最大、現在は8kWタイプがあります)
の蓄熱暖房器を設置し、現在3度目の冬です。
今日は実際に体感してみての感想を書きます。
一言で表すと「快適そのもの」です。
ファンの時間設定をしておけば、
朝起きると既にリビングは暖かくなっています。
また、局所的な暖房では無く、部屋全体が暖かくなりますので、
底冷えを感じることが一切ありません。
蓄熱暖房器を設置して以来、
それまで使用していたエアコン・石油ファンヒーターは
一切不要になりました。
気になる蓄熱暖房器の電気使用量はピークの時で1か月に1000kWh
(深夜電力利用ですから金額で8,000円)程度です。
蓄熱量を5%きざみで設定できますから、
あまり寒くない時期は蓄熱量を調整し、消費を少なくします。
毎月1,470円の基本料金割引がありますし、
それまでかかっていた灯油代が不要ですから、
ランニングコストもあまり気にならないレベルです。
寒い日々をお過ごしの方、寒がりな方には、
実際に体感したうえで自信を持っておすすめできる暖房器具です。
グッドハートのホームページもよろしくおねがいします。
太陽光発電専用ホームページもよろしくおねがいします。